2009年10月7日水曜日

O脚の原因

O脚は、日本人共通の病気ともいえるくらい、ほとんどの日本人が該当しています。
日本人のO脚のほとんどは、大腿骨と膝下の脛骨が、共に外の方向に湾曲していて、膝も外向きになっているという形になっています。
よく考えたら、不自然な形ですよね。
そんな日本人のO脚の原因は、単に日本人の体型がそうなっているというわけではありません。
一番の要因は、生まれてすぐの時にあります。

日本人に限ったことではないでしょうが、子供が生まれると、親はすぐいろんなことをさせようとします。
その中でも特に、まるで早さを競うかのように、すぐ歩けるようにしたがります。
「あんよがじょうず」なんて掛け声と共に、歩かせようとする光景はよく目にしますよね。
人間の心理として、あるいは親の心理として、一刻も早い子供の成長を促すのは、自然の行為と言えるでしょう。
しかし、これがO脚の原因なのです。

まだ骨がやわらかい状態で歩かせようとすると、成長が十分ではない部分にどうしても負荷がかかります。
子供の場合、大抵は脚の内側が未発達です。
よって、内側に体重がかかり、さらに内側の骨が成長しなくなります。
この結果、外側ばかり骨がすくすく成長し、結果、成人になってもO型の形が残ってしまうわけです。

こういった状況が顕著になると、治し方というのはなかなか難しくなります。
O脚の治し方には適切な方法がありますが、それにも限度がありますから。
治し方の選択肢を広げるためにも、幼少期の子供の体型には十分気を配る必要があるでしょう。